【全20本】2026年8月ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンだったアレコレ

2026年8月に私が出会った、DEIに関係するニュース、映画、本、イベントなどについて日付ごとにまとめています。
草冠結太 2026.08.31
誰でも

8月2日(日)カンパラプレス「ロサンゼルス2028パラリンピック新競技・パラクライミングを子どもたちが体験 目隠しや片足を使わず壁に挑戦」

クライミングがロスパラ2028から正式競技に。このイベント、娘と行きたかったな。約1500人の応募者の中から抽選で選ばれた子どもや保護者ら約120人が参加したとのこと。この人気もいい感じ。目隠しをしたり、片足を使わなかったりして壁を登る課題に挑戦したらしい。このゲーム性がいい。障害すなわち困難・不幸と思ったら大間違い。これを知るだけで、人間理解が高まる。それを自らの体感で得られるってのがいいんだよな。

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8月3日(月)こここ「働くろう者を訪ねて〜宍戸孝一さん【イラストレーター】〜」

いつも楽しみにしている連載の最新回。今回は商業イラストの巨匠の回。すごい人がいたもんだ。私の知っている意匠やイラストもたくさん。よき先生との出会い。天職との出会い。羨ましいな。

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8月5日(水)gallery MAPO Yuito作品展「ゆいとのたのしい世界」

大分県立美術館でやっていた個展へ。障害のある作家・アーティストの作品をみてきた。おおいた障がい者芸術文化支援センターが主催。ゆいとさんの作品はとてもポップ。画風はキッズ風なのに無駄なあしらいがないから、どこか洗練されてるとうか、大人な雰囲気もある。素晴らしい。大分に帰ったときは必ず寄るようにしているシリーズ個展。今年も来れて良かった。

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8月12日(水)カンパラプレス「「ビッタビタ!」の歓声沸くボッチャ甲子園 墨東特別支援学校が初優勝 【第11回全国ボッチャ選抜甲子園】」

予選に47校が参加した、”もう一つの甲子園”。私が東京を離れている間に、熱い戦いが繰り広げられていた。エキシビションマッチ「火ノ玉よりも熱く燃えろ! NECプレゼンツ 炎のチャレンジマッチ」もすげー気になる。競技には、その競技特有のフレーズがあって、それもまた面白さの一つだと思う。ビッタビタ!口に出して叫びたい日本語。やばい。面白そう。それにしてもボッチャの競技人口拡大の活動は、本当にすごい。続いてほしいし、きっと続く。今度は私も見に行こう。

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8月13日(木)荻上チキSession「災害時、音は命を救えるか〜『聞くドローン』の最新研究【Screenless Media Lab.】」

現在地の避難情報や災害リスクを音声で伝える「Uni-Voice」が紹介されていた。耳で聴くハザードマップ。視覚障害者向けはもちろん、高齢者や日本語が堪能でない人にも応用可能。ブラザー工業も聴覚障害者向けの音声認識アプリを開発。発話データをAIが学習して文字化し補助する。名称は「アクセルボイス」。まだ一般商品化はされていないが、3月から登録受付中とのこと。こういった技術の活用は、本当に大事。自治体が採用してライフラインのサービスにしてほしい。

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8月14日(金)朝日新聞「性的少数者の10代ろう者へ 多様な「性のあり方」紹介する冊子発行」

若い世代の手話話者に向け、多様な性のあり方や関連する手話表現をまとめた冊子を発行し、ろう学校など教育現場での活用を呼びかけている。「従来の日本手話では、親指(男)と小指(女)を近づけて「結婚」を表現するなど、性のあり方を「男・女」だけに限定した表現が少なくない」とも。言語は時代によって移ろう。でもそれは使う人が多く、いわば既成事実になることで変わっていく。でも、手話のように話者が限られている場合、時代の変化と歩調が合わないこともあるのだろう。素晴らしい取り組みだと思った。発行した団体は冊子を各地のろう学校などに無料で配布し、教材としての活用を勧めている。ホームページからも無料でダウンロードできる。

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8月16日(日)prime video「REASON~あの日、HIPHOPに憧れた少年たち~」

映画「REASON~あの日、HIPHOPに憧れた少年たち~」。素晴らしい作品。紅桜というラッパーと、そのクルーのドキュメンタリー。彼らのラップグループとしての活動から仕事をしている日常生活、そして彼らが生まれ育った人生と環境を描き出す。その根底にあるのは、いまだ根深い部落差別問題。私は2025年の3月に観て、映画館で立てなくなるくらい泣いてしまった作品。大人ならそんなになちゃダメ、ってくらい涙が出た。配信で見れるなんてありがたい。

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8月17日(月)カンパラプレス「【青鳥連載 | 5回目】エラーを嚙みしめ、顔を上げよう!「失敗のゲーム、野球」から得られる底力」

ものすごく読み応えのある記事だった。青鳥特別支援学校ベースボール部が、夏の高校野球西東京大会に挑んだ7月の話。笑いあり、感動あり、学びあり。野球は失敗のスポーツ。失敗の価値を学べるかどうか。試合終了後、すぐに練習の話をする部員と監督がとても素敵。

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8月18日(火)トラベルボイス「性的少数者(LGBTQ+)の旅行実態、旅先で「アイデンティティを明かす」は世界31%、日本9%、「社会的な受容が進んだ」は58%」

非常に興味深い調査結果。旅・旅行という観点から、旅行者の意識と行動、社会的理解の広まりを調べたもの。世界の性的少数者の旅行者のうち、旅行中に自身がLGBTQ+であることをオープンにしていると回答したのは31%。一方、日本では世界平均よりもかなり低い9%となった。一方で旅行者の間では、ネガティブな経験よりもポジティブな経験を報告する割合が大きく上回ったという結果も。旅行産業は関係人口が巨大で、かつ「嬉しい記憶」や「感動」、なんなら「出会い」が提供価値。関西では活発だけれど、産業関係者の理解と活動が広がると、その好影響も大きくなると感じる。

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8月19日(水)ブラインドスポーツエキスポ2026開催

2026年9月5日(土)13時30分〜16時30分、東京都障害者総合スポーツセンターで「ブラインドスポーツエキスポ2026」開催。ゴールボール、ブラインドラグビー、マラソンなど、いろいろな視覚障害スポーツを体験できるイベント。すごく楽しそう。主催は株式会社mitsuki。同行援護事業所などを運営し、視覚障害者の外出支援や情報発信、コミュニティづくりに取り組んでいる企業。私がいつも読んでいるメディア「Spotlite」の運営社でもある。この活動力がすごい。それにしてもブラインドラグビーは初めて知った。いま調べたら協会もあるし、各地にチームもある。すごく気になる。このイベント、行きたいな。

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8月20日(木)ePARA「希少難病「リンパ脈管筋腫症」の私が挑むスト6~夢追い人の薬剤師~」

最高の記事だった。そりゃ希少難病患者ということで大変なご苦労もあるだろうし、まして薬剤師さんというプロフェッショナルならその解像度も高いと思う。けど、というか、だからこそ、記事が明るい。笑える。夫君のアドバイスの的確さよ。「僕たちはブラインドだから、難しいコンボ(ここでは格闘ゲームにおける、連続技のこと)が苦手なんだよ」「そんなことないよ。あなたたちは手が動くでしょ。こっちは顎で操作してんだよ」。笑える。しかも御両方とも強者という。やっぱゲームはいいわ。「挑戦の、連鎖(コンボ)を決めろ」最高。

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8月21日(金)Spotlite「「視覚障害者は何もできないわけじゃない」利用者の「行きたい」「やりたい」に寄り添うガイドヘルパーでありたい」

ガイドヘルパーの講座を受講しようかと考えている。知り合いの事業所経営者の人から、私はきっと向いているとも言われているし。こういう記事を読むと、なんだか背中をおされているような気分にもなる。ただ、人の安全を預かる仕事でもあり、思い切りの良さだけで踏み込んでいいものか迷ってたり。あ。でもそういう人のために講座があるのか。そうか。

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8月25日(火)カンパラプレス「「スケジュールを一切変えずに練習できる」パラ3大会出場・前川楓も移住し練習拠点に 冷暖房完備、国内最長150m…国内外のトップアスリートが大隅に集まる理由」

すごい。こんな施設、知らなかった。根本的に陸上競技のトレーニングに特化して設計された施設。実業団も、パラアスリートも、地元の中高生も、いっしょになってトレーニングしている。海外勢の利用も多いらしい。いろんな意味で、スポーツの理想的な環境が揃っている。

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8月26日(水)埼玉新聞「LGBTQ関連の私設図書館 所沢にオープン Xジェンダーの今将人さん、資料2万点集め「生きたい人生考える力を」」

すごい。偉人がいた。ミニコミ誌なども所蔵されているとのこと。そういった書籍は資料としての価値が高いのに、なかなかアーカイブされないからとても貴重。資料の価値を決めるのは現在の人たち。その価値が見出される現在でありたいし、高く評価される未来にしたい。

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8月27日(木)毎日新聞「「差別が日常」生き抜いた 同性婚訴訟原告が伝える「闘い方」」

書籍「LGBTヒストリーブック日本編 平等を求めて声をあげた人々の闘い」の出版を報じる記事。私も二冊買った。とても読み応えがあり、勉強になる本だった。歴史書や資料としてとても価値があると思っている。時代は名前の残らない人たちの尽力・格闘によって前に進んでいる。でもそれは、名前が残らなくていいということではない。一部だけでも教科書に載ってほしいと思っている。

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8月28日(金)Spotlite「日本中どこにいても、視覚障害者の「行ってみたい」「やってみたい」が実現する社会を目指して【代表コラム】」

とても説得力のある、熱い記事だった。先日、妻の実家である大分県に滞在した。今更ながらそこで感じたのは「クルマがないとどこへも行けないなぁ」だった。義母は免許を持たず、私もクルマの運転は大の苦手。どこにもいけない二人で家に閉じこもることもしばしばだった。なのでこの記事で書かれている、都市部とそれ以外のエリアの違いは、体感としてもよくわかる。視覚に障害のある方ならなおさらだろう。おそらくこういう複数の視点を持った会社が社会のインフラを変えていくんだと思う。私もその視点はなくさずにいたいなと思った。

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8月29日(土)株式会社NPOが運営する福祉施設「スウィング」のフリーペーパー会報誌

株式会社NPOというややこしい会社が運営する福祉施設「スウィング」から、今年もフリーペーパー会報誌がきた。私がもともとこの施設のファンで、所属作家さんの個展とか展覧会に娘と行ったり、絵を購入したり。このフリーペーパーがあまりに面白いので、年会員になってはや数年。今年も届いた。読むのが楽しみ。しかもかわいいポチ袋までオマケでついてきた。

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8月30日(日)東京都渋谷公園通りギャラリー「心の声をきく わたしを生きる術」

行ってきた。自分をケアする方法の一つとして心の声をきくことに焦点をあて、アール・ブリュットと現代美術の作品からそのヒントを探る、というのがテーマ。難しい。でも作品は見応えがあった。とくに稲田萌子さんの作品は、柔らかいタッチで心が和んだ。朝から娘を怒り、泣かせてしまったからなおさらかもしれない。反省しつつも、やり場のない感情を抱えながら見るにはうってつけの作品たちだった。

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8月31日(月)「耳で聴くWeb」ポータルサイト

視覚に障害がありWEBサイトの閲覧で困っている方向けに、Uni-Voice for UDが提供する音声読み上げ形式の「耳で聴くWebサイト」に対応したWEBサイトが集まっている。各サイトを開くと、「耳で聴くWebサイト」対応のWEBサイトだったり、パソコンやスマートフォンのスクリーンリーダーアプリで検索しやすいページ構成になっていたりする。テレビやラジオの番組表の他、災害や防災に関する情報サイト、ニュースサイトなども。私も開いてみたけど、UIが統一されていて使いやすい。この形式、自治体や企業はデフォルトで採用すればいいのに。

8月31日(月)こここ「働くろう者を訪ねて〜小野広祐さん【私立ろう学校校長】〜」

いつも楽しみにしている連載。現在も日本各地のろう学校では口話法での教育が中心であること、日本手話が消滅危機言語の一つとなっていること、バイリンガル・バイカルチュラルろう教育というものがあることなど、私はこの記事で初めて知ることがたくさんあった。ろう者が自分たちの手で学校を創ったことは世界的にも例がない、ということも。小野さん46歳。私と同じ歳。そんで校長先生。すっげー。この開拓者精神、ものすごく尊敬する。

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